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今回はAPOS Trends in Orthodonticsに2021年に投稿された論文です。
インビザライン治療において、非成長期クラスⅡ患者の臼歯部遠心移動の有効性についてのレビュー論文を紹介します。
お忙しい先生方の情報収集にお役立てください。
論文タイトル
タイトル：
Review Article
Efficacy of clear aligners in producing molar distalization: Systematic review
著者：
Purva Verma1, Ashwin Mathew George1
1:Department of Orthodontics, Saveetha Dental College and Hospital, Chennai, Tamil Nadu, India.
purva812@gmail.com
雑誌：
APOS Trends in Orthodontics • Volume 11 • Issue 4 • October-December 2021 |
DOI 10.25259/APOS_37_2021
詳しく論文を読む!!
他のインビザライン治療における臼歯部遠心移動の論文を見る‼
Am J Orthod Dentofacial Orthopに2022年に投稿された論文、
Distalization of maxillary molars with Invisalign aligners in nonextraction patients with Class II malocclusion
を紹介します。
こちらはオープン・アクセスでありませんので、要約のみを紹介します。アクセスできる先生方はこちらからご覧ください。
著者：Itamar Antonio Taffarel 1, Gil Guilherme Gasparello 1, Sergio Luiz Mota-Júnior 2, Matheus Melo Pithon 3, Ivan Pedro Taffarel 4, Thiago Martins Meira 5, Orlando Motohiro Tanaka
DOI: 10.1016/j.ajodo.2022.07.007
目的：インビザライン治療がクラスⅡ不正咬合の成人患者において後方歯の遠心移動の有効性の評価を目的とした。アメリカ矯正歯科学会 (ABO)の治療基準を満たすかどうかをクリンチェックの予測の評価を行った。後ろ向き研究である。
方法：クラスⅡの成人不正咬合患者32名(男性7名、女性25名、平均年齢35.47±9.61歳)。インビザライン治療を全員が行い、リファインメントの評価は含めなかった。ABOのモデルグレーディングシステムで評価を行った。
結果：最終のクリンチェックと治療後の結果を比較すると、ABO指数は、アライメント、回転、頬舌的傾斜、オーバージェット、咬合接触、咬合関係、臼歯関係、オーバーバイトにおいて統計的有意な差が示された。最終スコアにおいてクラスⅡの基準を満たさないことが示された。
結語：インビザライン矯正におけるクラスⅡ不正咬合の治療はABOが定めた咬合結果の評価基準を満たさないことが示された。
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